銀河のこと

東京ー大阪を結ぶ寝台列車「銀河」が廃止されるというニュースの扱いが大きくて、少し驚いた。報道ステーションでは昨日、23時東京発の最終列車の出発を生中継していたほど。朝刊の写真を見ても、終電間際の田園都市線のホームを上回る混雑ぶりだ。私はいわゆる「鉄ちゃん」ではないが、この銀河に乗ったことがある。

社会人になって最初のゴールデンウィークのこと。突然思い立って、京都・奈良方面に旅行へ行ったのはいいが、夕方に奈良でホテルを探したら、どこも満室で右往左往した。仕方がないので、時刻表で大阪から東京へ夜行列車(つまりは「銀河」)が出ているのを見つけ、それで帰ってきた。観光は竜安寺だけという、そんな間抜けな記憶である。

最近は、新幹線や飛行機以外にも夜行バスも競合相手となり、夜行列車の利用者が減ってきていたという。毎日新聞によると、昨年12月末の乗車率は4割程度だった。乗ったのはもう8年近く前だが、確か上下2段の寝台で私1人だったと思う。

ところで、14日に廃止になった夜行列車に京都ー長崎間を走る「あかつき」も含まれているが、実はこれにも乗ったことがある。繰り返すが、私は「鉄ちゃん」ではない・・・。