戦場のメリー・クリスマス by 村治佳織

村治佳織の「戦場のメリー・クリスマス」をiTunesで購入してみた。悪くはないが、先日買ったレゲエ版「戦メリ」の方が大胆な解釈でいいかな。

神宮のバッティングセンターで、マーくん(100キロ)と由規(90キロ)と対決。由規からはポンポン長打が飛んだんだけれど、マーくんからはさっぱり。100キロの設定だけど、マーくんの豪快なフォームからボールが飛んでくると剛球に見えてくる・・・。

新・三銃士」、第2話にしてチェック忘れ・・・。シリーズ通して見ようと思っていたのに。ダルタニアンが「ゼルダ」のリンクみたいな顔をしているのが気になる。

日記、ブログ、エッセイ

天気の良い午前、本棚から堀田善衛「スペイン430日」を取り出してパラパラめくる。海外に移り住んだ作家の日記文学。ここに出てくる「インディアスの破壊についての簡潔な報告」という本の名前を見て、世界史で暗記したなあと古い記憶が突然よみがえった。

最近、いろんな人のブログを見て回るが、質の高いブログってある種の日記文学なのかと思う。リンボウ先生は、身の回りのことを書いたエッセイの類が読まれるのは、筆者がもともと有名人であるとか、知っている存在である場合だけだというような指摘をしていた。けれど、なかなかどうして、名も知らぬ人の書いた日記ブログが面白かったりする。いわゆるアルファブロガーとかいう人々ではなくてね。そして、文章の書き方や文体という点で勉強にもなることもある。

自分ではない誰か。「他の人の体験」への興味って結構強い。

「だんだん」総集編を横目で見る。割とよくまとまっている。「長い修行やったな」という言葉にちょっと感動。

22年目の「すわいん」

知る人ぞ知るMSXの幻のゲームに「すわいん」というRPGがあった。ドラクエ風のオーソドックスなスタイルである。といっても発売されていたわけでなく、「MSX FAN」という雑誌にプログラム付きで掲載された読者投稿の自作ゲームだった。さっき調べたら、1987年の作品らしい。まだ小学生だった私にはプログラムを全て打ち込む根気もなく(ディスクもテープ!もなかったので)、実はプレーしたことはないけれど、雑誌で紹介されたそのゲームの出来映えとともに、タイトルの妙な響きが気になっていた。

それから22年が過ぎた今日、あるニュースを英語で読んでいて、その「すわいん」の意味が分かってしまった。

Responding to what some health officials feared could be the leading edge of a global pandemic emerging from Mexico, American health officials declared a public health emergency on Sunday as 20 cases of swine flu were confirmed in this country, including eight in New York City. 【New York Times

記事中のswine fluとは「豚インフルエンザ」のこと。すなわち、「すわいん」とは豚を意味する英語だったのだ。そういえば、このゲームの中で豚になる病気が出てくるのを思い出した。

この年になって、子供時代の謎が解けるなんてね。会社のPCの前で、あまりに個人的で静かな感動にひとり浸ったのでありました。